2014年1月1日水曜日

編入/単位/メジャーについて

パロマカレッジはアメリカ、カリフォルニア州のコミュニティーカレッジであり、様々な年齢層の方がまなべ、地域の大学生が通う大学です。

また、留学生は基本的に4年生大学への編入する前の段階として通っております。

自分もその段階なのですが、最初に4年制大学に通うよりもコミュニティーカレッジを通して4年生に行く方がメリットが多いのです。

~~カリフォルニアコミュニティーカレッジの利点~~
  • 編入制度の充実
  • 州立としての単位転換
  • 英語の壁をなくす環境
  • 先生/授業の質の高さ
  • 学費
編入制度の充実

まず、留学生がアメリカのレベルの高い4年制大学(UC)を目指すよりも、このコミュニティーカレッジで2年ほど学んで4年生に編入するほうが可能性が高いからです。

正直、4年生のUCLAなどの名門校へ高校卒業後入学することは、留学生にとって相当きついと思います。

アメリカの学校には飛び級制度があるので名門校に入るアメリカ人は中学高校のうちに大学の授業をいくつか取っていたり、英語という壁がなかったりするので直接入ることも可能ですが、

やはり、日本の教育を受け、学校の制度も違うなかで育ってきた日本人にとってアメリカの名門校に入学することは難しいこともあります。

逆にコミュニティーカレッジで2年間アメリカでの生活に慣れたり、英語力向上させ、その後4年生の名門校に3年次として編入するほうが容易だといわれています。

また統計的にも入学者数は多いです。


州立同士の単位変換

上記の編入制度を可能にするのが、カリフォルニアの大学の体系にあります。

それは、コミュニティーカレッジで2年間で得た単位をそのままUC系統の大学に持っていくことができるからです。

アメリカの教育制度として、4年制大学でもコミュニティーカレッジでも1,2年次は一般教養の科目をとるのですが、

そのコミュニティーカレッジで受けた一般教養の単位をそのまま4年生に持っていき、3年次からスタートすることができるというわけです。

コミュニティーカレッジもUCも同じカリフォルニア州立の大学なので、こんなふうに単位をそのまま持っていくことができるそうです。

逆に、カリフォルニア州にある大学どうしでも、州立と私立による編入は難しいと聞きます。

願書を提出する際、SATや、TOEFLの高得点が求められたりするそうです。

また、編入率がUCにくらべ少ないというのも現実です。


先生/授業の質の高さ


先生やその人の授業のレベルの高さは確かに4年生のほうが上だとは思います。

名門校になると、研究で賞をとった先生が教えることもあると思います。

しかし、その先生が教えることに関して素晴らしいといえるわけではないかもしれません。

一般論から言って、4年生の先生の仕事は研究がメインであって、教えることが副業のようになっていて、

教授が忙しいときには、そのアシスタントが授業を教えることも稀ではないそうです。

また、4年生の授業では、大教室が使われ、部外者が授業に紛れてもわからないくらいで、

ディスカッションなども成り立たないそうです。


逆にコミュニティーカレッジの先生は生徒に教えることが仕事であり、少人数で教室が成り立っているので、細かい教育が受けられます。

実際コミュニティーカレッジで受けて、先生はどんな質問にもいつでも答えてくれますし、

生徒の一人一人の名前までちゃんと憶えてくれます。


自分は高校卒業し、英語もままならないうち4年生のような環境で勉強できないと思ったので、コミュニティーカレッジで2年勉強後、4年生に編入しようと決めました。

また、英語の壁を乗り越えるのに、コミュニティーカレッジはとてもいいところだと思います。


学費

アメリカの4年生大学の学費はとても高いです。

アメリカでは、勉学と、安全だけはで得るという意識が根付いているようで、

レベルの高い大学になればなるほど学費も高くなっている傾向にあります。

また、大学の学費は年々上がっているそうです。

そんなか、2年生の学費は4年生に比べ格段に安いです。

そしてコミュニティーカレッジでの安い学費で学んだ単位を4年生に移すことができ、さらに3年次から編入できるので無駄もありません。

それに加え、コミュニティーカレッジのほうが先生からのサポートも大きく、アメリカの授業に慣れることもできるのは大きいと思います。

以上が自分が考えるコミュニティーカレッジのメリットです。




ほかにも、コミュニティーカレッジには利点があります。

転校/メジャー変更


アメリカの大学はとても生徒の希望通りの道に行くように導いてくれるそんな大学だと思います。

その理由として、大学なのに転校が簡単にできちゃう。

そして、メジャーが決まってなくても大丈夫!ってことです。


まず、これは驚くべきことですが、アメリカのコミュニティーカレッジ同士ならば、転校することが簡単なのです。

この学校が合わないなーと思ったら変更すればいい!

その単位もしっかりついてきます。

そして、さらに驚くべきことは、いくつかのクラスをあるコミュニティーカレッジでとり、ほかのクラスを他のカレッジでも取ってもいいということです。

@例えば、社会学や、数学をパロマカレッジでとり、ほかの経済学や、英語のクラスを別のカレッジ  で取ることも可能なのです。


ほかにも、日本の大学のようにメジャーを決めてから入るのではなく、

入学してから、いくつかのクラスをとってみて、それからメジャーを決めることができます。

しかし、UCなどに編入したい場合は、早めにメジャーを決めることがいいとされます。

その理由として、編入先の大学の各学部が生徒に取ってもらいたい科目を指定してくるので、

その科目を確実に取るようにしないといけません。

そのため、あまり遅くに決めて、無駄に取ってしまった科目や、新しく取らないといけない科目も発生する可能性もあります。

@例えば、大学が数学の単位を求めてきたとします。

  A学部ではmath140が必要で、B学部ではmath120が必要ということがあり、Math140の単位   は持っているけれど、学部Bに決めたから、Math120も取らないといけないってケースがありま   す。

そのため、メジャーは早めに決めておけるとスムーズにいくと思います。



~~単位~~


編入に必要な単位数

UCなどに編入する場合、パロマカレッジでは60単位取ることが求められます。

その中で、行きたい4年生大学が求めてくる教科での単位もしっかりと取らないといけません。

最大・最低単位

1学期あたり、最大19単位までの取得が認められております。

19単位を超えてしまう履修は原則できません。

しかし、どうしても取りたい場合、副校長先生に直接会いに行き、認めてもらう必要があります。

その時に、すでに履修した科目で優秀な成績を持っていて、19単位以上履修しても十分やっていけることを証明しないといけないのです。

そのため、1学期目の時点では取ることはできませんでした。

また、2学期目の履修では、1学期の成績が出た段階で認めてくれるでしょう。


また留学生の場合、12単位に満たない履修は禁止されています。

アメリカで留学し続けるためには、12単位以上取らないといけません。

(夏学期を除く。)



オンラインクラスについて


パロマカレッジではオンラインで授業をとることも可能です。

その場合、実際のクラスに行って受ける授業の単位を12単位以上履修したうえでオンラインクラスをとることができます。

逆に、9単位、実際のクラスを取ったうえで、12単位にするために、3単位オンラインクラス取るということはできません。

必ず、12単位取ったのちにオンラインクラスをとりましょう。

オンラインクラスの利点としては、授業に実際にでないでもいいということ、また、夏学期での履修の場合、どこかに旅行しているときや、日本に一時帰国しながら授業を受けることができるということです。

留学生活に慣れてきたときには問題ないですが、インターネットなどに慣れていない場合成績に響くこともあるので、

慣れてきたときに使うといいと思います。

履修の順番

コミュニティーカレッジにはたくさんの授業、そして先生がいます。

その時に、どの教科のどの先生を取るかというのがカギになってくることがあります。

人気のある先生の授業はやはりすぐに締切になってしまいます。

その時に、履修選択権の順番がとても重要になります。

早い人はすべて好きな授業をとれるし、遅い人は、残ったものから選ぶしかないのです。

その順番は原則、その生徒の今まで取ってきた単位数によって決まります。

現在所持している単位数を多く持っている生徒は、早い時期に履修を決めることができ、

単位がない生徒は最後になってしまいます。

例外は、一番最初の履修です。

一番最初の履修の場合、なんと1番早い時期に履修が可能です。

逆に、2学期目になると一番最後の履修になってしまうのです。

なぜなら、履修時期が1学期の終わりにあり、

1学期を終えていない状態で2学期目の履修をするので単位数0での順番だからです。


クラス変更

1度履修の時に取ったのだけれども、あまり思っていたクラスとちょっと違った。また、先生が好きになれなかったということがあるかもしれません。

そんな場合、2週間以内ならば無料でやめることができます。

また、やめた結果単位が足らなくならないように、または代わりのクラスとして自由に新しいクラスをとることもできます。

それらはすべて2週間以内です。

それと、同じように、ブックストアで教科書を買ったり、借りたりした場合、2週間以内ならば、返品することができます。

もちろんお金も全て戻ってきます。



さらに、あまりにもクラスが難しい。そして、これではGPA(評定平均)が下がってしまうと思った場合、

2週間以内でなくても、ある決められた時期以内ならば、成績に影響しないでやめることができます。

その場合、2週間以内ではないため、お金は戻ってきません。

また、12単位以下にならないように気を付けなければいけません。




Crash制度

Crashとは、一度満員になってしまったクラスにどうしても入りたいときに使います。

履修はインターネットで行いますが、その時満員の場合入ることは不可能です。

そんな時には履修をしてないけれども、そのクラスに行っちゃいます。笑

そして、授業受けちゃいます。

本当に人気のクラスだと、初日などは満員で、椅子もない状態だと思います。

それでも、床に座ってでも授業を受け、ねばります。笑

椅子が空いていれば、普通の生徒と一緒に勉強できますが。。。。


そして、意外とそのクラスをやめていく生徒も中にはいて、その空いた席を埋めるために、

その先生が履修を認めてくれることがあります。

それがcrashです。

強行突入ですね。笑


その時に、先生にパスワードをもらい、インターネットで、パスワードを入れれば、履修が完了です。



Pass NO Pass制度


この制度はあるクラスを取っているけれど、難しい。

または、成績を気にしながら、授業を受けたくないというときに使えるものです。

この制度を使うことによって、授業に出ることはできるけど、そこで取った成績がGPAに影響することはありません。

C以上をとることができれば、Passと成績書に表示され、それ以下の成績の場合NO PASSと表示されます。

しかし、これらのどちらも、GPAに影響することはないのです。

この制度の欠点は、これを使うことによってその単位が加算されなくなってしまうことです。


そのため、Dを取ったところで、単位には加算されますが、成績は落ちてしまい、

逆に、Pass No Passではどんな成績をとっても成績に影響しませんが、単位には加算されません。

一度Pass No Passを使ってしまったら、それを無効にすることはできません。

学期の最後にはなんとかAをとれることになっても、Pass No Passを使っている場合、成績を上げてもらうことができないということです。


また、この制度はすべてのクラスで適用できるわけではないので、使えるクラスと、使えないクラスがあるのを覚えておいてください。






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